出張雑感
January 24, 1998
ほぼ1週間にわたるハワイ出張を終え、今ホノルル国際空港で今日の「言いたい放題」を書いている。
今回の出張でもいつもとおりたくさんの日本人観光客の姿を見たが、やはり女性が元気であることに気がついた。学生やOLとおぼしき若い女性の集団からおばさんたちの集団まで、とても存在感がある。大声で笑い、英語がはなせないのもちっとも気にしないで日本語で堂々と買い物をしている。若い男性はせいぜいハネムーンで奥さんの横にちょこんと立って荷物を持っているのが精一杯で、いるのかいないのかわからないほど存在感が薄い。おじさんたちもおばさんの集団に引っ張られてちょろちょろしているといった具合だ。
日本の会社のオフィスでの状況とはまるで正反対。やはり日本の男性、特にサラリーマンは会社という暖かいゆりかごの中で過保護に育てられているからだろうか。肩書きと学歴が自分を守ってくれる安楽な環境。もともとそういった日本社会の仕組みの庇護を十分に受けていない女性たちはどこへ行こうとも普段の暮らしと変わらず、むしろそういった枠組みがないぶんだけ自由にのびのびと暮らしている。
これからの世の中は企業が自分の一生を守ってくれる時代ではなくなっていく。上場企業といえどもある日突然会社がなくなってしまうのだから。肩書きやら勤務先の名前ではなく、自分自身が持っているもので勝負する時代がくる。そういった時代に備えて、多少無理をしても日本の社会の中で自分が持っている立場や力が通用しないところに自らの身を置いて、その中でのびのびと自分が暮らせるような経験を積む必要があるのだろう。やはり最後に頼れるのは自分だけなのだから。