世の中の動き
March 7, 2000
新聞を見ていると世の中は提携はやりのようである。三菱自動車はダイムラーと提携、ホンダとハーレーが提携、トヨタとヤマハ発動機も提携。リップルウッドは日本での本格的なホテル買収を進めるためにマリオットと合弁会社を設立する。ドイツ銀行とドレスナー銀行は合併して世界最大の銀行が登場する。世界中の企業が規模の経済を求めて必死に戦っている。
特にドイツ銀とドレスナー銀の合併はすごい。合併後は支店での個人業務をうっぱらってしまい、合併銀行はネットでの銀行業務で圧倒的優位な立場を築こうとするとの事である。やはり合併とか提携はここまでやらないと本当の効果はでてこないということでしょう。言うならば、東京三菱銀行と三和銀行が合併して、支店業務をイトーヨーカドー銀行に売り飛ばして、ネット銀行とホールセールに特化するというようなものです。
そこで日本の金融機関が何をしているかをふと見てみると、外形標準課税に対する7つの質問状なるものを全国銀行協会が作っていたり、南証券が金融監督庁に破産申し立てられ特別監査をやっているそばから、株券やら有価証券が持ち出されていたりしている。さらにはあれだけ、官業による民業の妨害だと騒いでいたと思えば、郵貯主導のデビットカードが本格的に立ち上がったりしている。どうも今ひとつ日本の金融機関はぱっとしない。組織が大きいから動きがにぶいということはドイツ銀、ドレスナー銀の合併を見れば言い訳にならない。やはり旧態依然とした人たちが自分たちの権益を守ろうとして、新しい動きを阻害しているとしか見えない。警察機構が組織疲労を起こしているのと同じように、外から見ると映る。
もちろんさまざまなリストラ努力をしているのでしょうが、やはり大きな打ち上げ花火が必要です。今までの人々の見方を変えるような、変革の波を見せないと駄目でしょう。