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2400 bps


Hana Mauiを後にしてホノルルへと戻ってきた。

Hotel Hana Mauiがとてもハワイアンなホテルだとすれば、ホノルルで泊まるHalekulaniはSophisticated Resortといえるだろう。ワイキキの大通りからわずか2、3分の場所に位置するこのホテルであるが、一歩ホテルの中に足を踏み入れればそこはまるで別の世界のように静かで、優雅な美しさを漂わせている。

Hana Mauiの人達の素朴さとはまた一味違ったシャープなHospitalityを提供してくれるHalekulaniのスタッフ達。部屋はダイアモンドヘッドを真正面に見る素晴らしい眺めの部屋。クローゼットのドアを開け放つとバスタブからはダイヤモンドヘッドが一望できる。白で統一された部屋はいつ来ても美しい。ロゴにもなっている蘭の模様が深いブルーの水底に映えるプールが眼下に見える。

部屋には"Welcome back to Halekulani, Mr. Kinoshita"というカードが添えられたシャンパン、フルーツバスケットが置かれている。後でGMに久しぶりに会って話を聞くと、Returning guestとして登録された人達には欠かさず、こういったサービスをしているそうだ。こういった木目細かいサービスが5スターダイヤモンドのグレードを維持しているに違いない。

それはさておき、Hana Mauiでは部屋にモジュラージャックが無かったので電子メールのチェックが3日ほどできなかった。そこでラップトップを取り出し、モジュラージャックに接続しホノルル市内のMSNのアクセスポイントへ電話をかける。なんだかハンドシェイクにやたらと時間がかかっている様子。やっと接続してメールチェックをはじめるが、ひどく遅い。慌てて接続スピードをチェックするとなんと2400bps。ううむ、こりゃ遅すぎる。

これではそれこそ10年前のスピードだ。最近ではPHSやISDNで64Kという速度に慣れてしまっているので、あまりの遅さに居た堪れなくなる。何度か接続し直してみるが一向に接続速度の改善は見られない。どうやらホテル内の電話回線のノイズのせいのようだ。

数十通のメール(その内何通かは結構大きいファイルをアタッチしてあった。)をダウンロードするのにそれこそ1時間近くかかる。これではインターネットどころではない。もし64Kならば、ものの1、2分であろう。(一応モデムカードは56Kだったのだが・・・)10年前は2400bpsでも何の問題もなく暮らしていたはずなのだが、一旦高速通信に慣れてしまうと、相手も当然のごとくそのスピードを前提にメールを送ってくるようになる。そうなると完全にお手上げ状態である。

たまに昔の状態に放り戻されると、いかに今のインターネットがありがたいものかを再認識することができた次第である。でも、忘れずにホテルには文句を言っておこう。