葬儀
June 19, 1999
仕事でお付き合いのある方のお嬢さんの葬儀に参列する。
享年19歳。まったく痛々しい話である。世の摂理としては、子が親の死に目を見取るとなっているのだが。残された親御さんの辛さを慮ると本当に辛くなる。
雨がそぼ降る中、友人達が棺を担ぎ、出棺となる。担いでいる友人達の目は涙で真っ赤である。その姿を見ていて、大学時代に事故で亡くなった友人のことを思い出した。彼の葬儀の時には私もこれほど涙が身体から出てくるのかと思うほど泣いた。彼が亡くなったのは22歳。あれから、いつも命日には墓参りに行っているのだが、記憶の中の奴は22歳のままで若々しい。そして自分はもう30半ばになろうとしている。
同じように、親御さんの心の中ではお嬢さんは永遠に19歳の眩しい若さのままなのであろう。それはとても苦しいことなのだと思う。そして、また苦しみを忘れることに、逆に罪悪感を持つのであろう。
私に何ができるわけでない。ただ私にできるのは、親御さんお二人が一日も早く、心の傷を癒し元気を取り戻してほしいと心から祈ることだけである。