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Cash on Deliveryとツケ払い


横浜は中華街で催された、NYから一時帰国している大学時代の友人を囲む宴席に参加。総勢20人近く集まったのですが、その1/3以上は同級生達の子供。5ヶ月からはじまって6歳までと年齢層もばらばら。中華料理屋の宴席が即席の託児所になってしまいました。いまだ独身の私はほとんど子供に接する機会が無いので、子供のパワーに圧倒されてしまう。やはりああいった純粋なパワーを年々失っていく自分がちょっと寂しくなります。妙に世間慣れして、したり顔をすることを忘れて、思ったことに直進する力を取り戻したいものだなどと思ってしまいました。

5時前にお開きになると、夕食を一緒に食べる予定の友人へと電話をして友人の自宅へとピックアップに向かいます。大体横浜から都心までは1時間弱で戻れる。外はとても暑いけども、冷房が効いた車内でヨーヨーマ演奏のバッハの作品を聞きながら快適に移動。 中華街で買った肉まんをお土産に渡して、西麻布へ。夕方になってからは多少過ごしやすくなったので、ルーフトップを開けて日比谷公園脇を走れば、都心も捨てたものではありません。

出かけたお店はKen's Chanto Dining(03-5771-5788)。このお店、西麻布の交差点からちょっと青山方向に戻ったY字路の付け根にある。北海園の向かいのところ。あのあたりをちょくちょく徘徊する私は、いつも気になっていたお店なのです。真っ白なインテリアの店内でオープンテラスもあり。料理は和風無国籍料理といった代物。和風の素材を中華、韓国、イタリアン、フレンチなどと合わせた料理はなかなか楽しめました。蓮根とフォアグラのはさみ揚げ、牛タンと洋梨などがお勧め。デザートでは黒こしょうのクレームドブリュレがおいしかったです。できればエスプレッソやカプチーノを用意しておいてもらえるとよかったのですが。

このお店もともとは大阪のお店だそうです。心斎橋周辺に約10店舗もある。東京には去年の11月に原宿店をオープンし、西麻布のお店は2店舗目。店内の洒落た雰囲気に比べれば、お値段も思ったよりもリーズナブル。お店のスタッフはとっても好印象。お客さんとコミュニケーションをちゃんと取ろうとする姿勢が良いです。東京の洒落た店は店員さんが慇懃な感じが多いのですが、そういった感じはまったく感じられず「やっぱり大阪ベースのマネージメントは違うのかなぁ」などと思ってしまいました。

店内には若い女性のグループが多かったのですが、みんなスリップドレスを着てましたね。一緒にいた友人の話によれば、今年は水着なのか洋服なのか区別がつかないようなものばかりお店で売っているということ。不況だとスカート丈が短くなるといいますが、超不況なので露出度まであがっているのでしょうか?

でも土曜日だと言うのに西麻布近辺のレストランはどこも繁盛していました。それも若い女性のグループが多い。不況不況と大騒ぎしていますが、若い女性はもう新しい世の中の動きにしっかり対応しているのでは。大企業に寄りかかるような暮らし方をしていないから、世の中のシステムが崩壊するなんて騒ぎが起きても関係ない。そもそも大企業を頂点にする日本の経済システムに守ってもらうといったことがなかった彼女たちには、ある意味で恐いものはない。もらった給料分だけきっちり働いて、5時に会社を出て、そこから友人と遊んだり、習い事をしたり、自分の時間を有意義に過ごす。いわばCash on Deliveryの暮らし方。当たり前と言えば当たり前のことですが、こういうことができるので彼女達は元気なんだと思います。

それに引き換え、40代、50代のサラリーマン男性たちはかわいそう。今まで会社から「将来偉くしてあげるよ。一生面倒みるから。」というツケ払いで仕事をさせられ、家庭もかえりみずがむしゃらに働いてきたけれども、そのツケ払いまで踏み倒されそうになっているし、家庭では粗大ゴミ扱い。やっとの思いで買ったマンションは含み損をかかえていると。彼らが救われないと消費は上向かないでしょうね。でも救ってもらうのを待つばかりではしょうがないし。若い女性たちの生き方を見習って、自分の力で戦ってself-helpしてもらいたいと思います。