自民党大敗(退廃?)
July 12, 1998
参議院選挙の大勢が決まった。自民党の大敗である。理由を分析するほどの情報を得ていないのが、気になった点を1つ挙げたい。
それは都市部で自民候補が軒並み議席を失ったことである。東京、大阪、京都、愛知などである。自民党の票田は農村にあると言われてきていた。都市部の納税者から地方への所得移転を確保することによって自民党はその勢力基盤を得てきていたが、ここへ来て日本の人口の大勢を占める都市部の住民が明確に自民党の方法論にNoを突き付けた結果であると考える。
政治は利益誘導である。という概念が通用しない時代が到来している。国会議員は地方自治体の議員と違って、国民の代表である。特定の選挙区の代表ではない。日本全体がどうあるべきなのか。日本の未来はどうあるべきなのか。こういった大所高所からの考えを持たない、人情、地縁、血縁、既得権などといった旧弊にとらわれ、退廃した政治は去れということである。もちろん、何も自民党だけに限ったことではない。特定の宗教団体や労働団体を支持基盤に持つ政党もそうであるが。
明日から日本の政治は揺れることになろう。その動揺を早期に収斂する唯一の方策は、いままでの体制に対するNoを本当に真摯に受け止め、自らの体質改善を国民に明確に伝える行動をとることではないだろうか。人様の倫理について能書きをたれていた政治家自信の倫理観のあり方が問われる。
まずは誰が後継総裁になるかということからである。是非とも、マスコミからの質問に腹をたてて、訳のわからない禅問答みたいな回答をはずかしげもなくする出来の悪いポマード頭の政治家に替わって、もうちょっとまともな総裁を選んでもらいたいものだ。自民党のお手並み拝見と行きたい。