旅行
October 18, 1998
せっかくの骨休め休暇なので旅行でもしてやろうと思って、旅行代理店に問い合わせてみたり、旅行のパンフレットを見てみたのだが、どうも私の旅行のテイストはボリュームゾーンの消費者の行動とは全然違うらしく、まったく要領を得ない。
基本的に旅行はあまり好きではないので、それを乗り越えるためにいくつか考えた。基本コンセプトは「贅沢&のんびり」。
非英語圏は、当たり前だが英語が通じないのでのんびりできないし、うっとおしいから対象からはずす。
国内、海外にとらわれない。
移動は贅沢に行く。(国際線であればビジネスクラス、国内であればグリーン車かスーパーシート)
宿も4スターより下には泊まらない。
のんびりできるところ。騒がしくないが、交通の便の悪いど田舎でもないところ。
国内であれば温泉があれば望ましい。
一人で出かけても変に思われないところ。(台湾、韓国、タイあたりは男の一人旅をすると誤解されるので対象外。
物見遊山は基本的にしない。
予算は海外であれば100万以下、国内であれば50万以下。
4泊5日くらい。
という条件を煮詰めて大手旅行代理店に出かけた。いくつかの会社で相談をするが、どうもイマジネーションが欠落した旅行プランしか出してこない。要はパック旅行に追加のオプションを付けるというような提案しかでてこないのである。それにそもそもどのパック旅行もみんな最低2人がベースになっている。結局、なんだか魅力的なプランがでてこないので、あほらしくなって相談するのをやめた。マニュアルを外れた客は相手できないのかしら。
自分でてきとうに宿をさがして電話をし、新幹線を予約し、温泉にでもでかけることにするだろう。
しかし、旅行代理店って何なんでしょう?悪いけどパック旅行を売り込むなら誰でもできる。そんなもんインターネットでさえ予約ができる。わざわざ100万円近い金を使おうと思った客が、自ら店頭に出向いているのに、それを納得させるプランすら出せないなんて。ちょっと失望である。
もちろん旅行は自分で考えるものだと言われてしまえば、それまでなのだが。私だって出張はこなしているが、プライベートでの旅行はそんなに沢山している訳でもないし、プロの知恵を借りようと思ったわけである。そのコンサルテーションにそれ相応の対価は払う積もりで居たのだが・・・どうやらそういうニーズにはうまく対応できないようだ。
こんな経験をして、ふと思ったことがある。個人消費が落込んでいるとか騒ぎになっているけど、それってもしかしたら、黙っていても誰でも金を使うバブル時代の後遺症で、本当に顧客が望んでいるものが提供されないから、消費をしないだけなのかもしれないって。どうなんだろう?