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再編/あれから1年


また新たな企業買収の話題が出ている。

一つはドイッチェバンクによるバンカーストラストの買収。もう一つはAOLによるNetscapeの買収の話。どちらも金融、ネットワーク通信の世界では巨大なプレイヤー同士である。もしこの2つの話が現実のものとなれば、業界に大きな影響を与えることは間違いない。

夏過ぎからバンカースの知り合いが、「ドイツ語勉強しないといけないなぁ」と冗談を言っていたが、どうやら冗談では済まなくなってきたようだ。詳細は多分NY時間の月曜日(東京時間で火曜日の深夜)に判明するだろう。今の報道ではBT株式に対して$90を支払うというTake Overになりそうである。外国の金融機関によるアメリカの銀行買収の中で史上最大のものになるという。

最近、ダイムラーベンツとクライスラーが合併したが、それに続くドイツ&アメリカのカップルである。

グローバルな金融の競争の中で、あのドイッチェバンクでさえも買収による国際競争力の維持を目指しているというのは日本の金融機関にとっては脅威であろう。ドイツの会社形態はアメリカの会社形態から見ると、労働者の代表が取締役にいたりと相当異なっているが、それをも乗り越えての買収。相手が日本の会社であっても何もおかしくないのに、残念なことに日本の金融機関は声さえもかけてもらえない。それほど日本の金融機関は魅力がないということなのか?では、何が問題なのか?金融関係者に突き付けられた大きな宿題であろう。

AOLとNetscapeの動きも面白い。AOLは専用のブラウザーとしてBill Gates氏のインターネットエキスプロラーをバンドルしているのだが、それがNetscapeにちょっかいを出すとはどういうことなのだろうか?IEに押されてマーケットシェアを落としつつあるNetscapeは何度も買収の噂が出ているが、今回は現実のものになるのか、行く末を見守りたい。AOLと組んでシェア復活に取り組むというのも面白い選択だと私は思うのですが。