税金
November 25, 1998
新しい会社で働き始めてはじめての給料日である。
給料明細をもらって愕然とした。所得税の額がべらぼうなのである。所得が増えたのだから税金が増えることはある程度覚悟していたのだが、なんでこんなに取られるわけと不愉快になるくらいの金額である。
そんなに払ってもまだ沢山残っているのだからいいじゃないか、と言われるかもしれない。もし残りの人生、普通の退職の歳まで今と同じ年収が保証されているのであれば、私だって文句は言わない。しかしだ、私の勤めるのは外資系企業。いつクビを宣言されるかわからないのだ。自分がリスクをとって稼いでいる金から、こんなにも税金を払う羽目になるのならば、いっそリスクなんてとらないで、そこそこの給料をもらって、なるべく支払う税金を押さえて暮らしていこうと思っても不思議はない。
今まで黙っていても高度成長が続いている時代はよかったが、これからの世の中は違う。リスクをとって、知恵を絞って、もうけを追求する人間がいて初めて経済が成長していく。今の累進税率ではそんな気もちはさらさら起きない。そんな国が国際競争力を維持していけるのだろうか?
まだまだ今議論されている程度の軽減ではお話にならない。もっと大胆に累進課税を軽減し、高額所得者へのインセンティブを与え、人々にリスクを負担し、儲ける意欲を与えることが大事であろう。
働いて儲けたものが報われない社会に明日はない。