ゆとり
December 7, 1998
なんだか今日の東京はすごく煩わしい街だ。
月曜日のせいなのかな?などと思いあぐねたが、答えが出た。福岡への出張でゆったりとした街を体が思い出してしまったのだ。人には生理的に自分の領域として認識する空間があり、その範囲内に誰か他人が存在するとそれがストレスになるという。東京にいるとこの空間にはいつも他人が存在している。たとえば満員電車ではそれこそ見ず知らずの他人と密着して車両に押し込まれるし、街を歩いていても混雑した人通りでいつも身の回りには見知らぬ誰かがいる。
ところが、地方大都市と呼ばれる福岡でも、東京に比べればはるかに人が少ない。街を歩いていても、買い物をしていても、他人を意識しないでいることができる。わずか3日間ではあるが、自分の領域に見知らぬ人が存在しないことの心地よさを思い出してしまったのだ。
以前から何度も言っているが、東京一極集中は異常なことだ。都市機能という面においても、そして都市の中に住む人間の生理にとっても極限状態を強いている。早いこと一儲けして、さっさと東京を後にしたいものだ。